青森県南部町教育委員会と国立科学博物館は14日、戦国大名の三戸南部氏の居館だった「聖寿寺館跡」(同町)で、真ちゅう製品を生産するための取っ手付きのるつぼが見つかったと発表した。居館では、貴金属製品の生産に必要な技術や設備が整っていたことが明らかになった。

 教委によると、るつぼは土でできており、2018年に出土した。大きさは口径3・2センチ、高さ4・6センチで、半分が欠損していて横に取っ手が付いている。取っ手付きのるつぼが確認されたのは東日本で初めて。

 特殊技術を持つ職人を京都方面から呼び寄せ、居館で作らせていた可能性がある。