天皇ご一家が移り住まれる予定の皇居・旧吹上仙洞御所の改修工事が終了し、宮内庁が14日、報道陣に公開した。上皇ご夫妻が長年暮らしていた建物で、新しい御所として使うため、約1年をかけて空調などの改修工事を実施した。ご一家は9月中に、東京・元赤坂の赤坂御所から引っ越す。

 新しい御所は鉄筋コンクリート造りで延べ面積は約5290平方m。ご一家の私室部分、賓客と対面する広間や応接室などがある接遇部分、側近が控える事務部分が中庭を囲うように並ぶ。約8億7千万円をかけて空調などの設備を改修、一部の壁紙を張り替えるなどした。従来の建物を極力活用し、増改築はしなかった。