中国電力は再稼働を目指す島根原発2号機で、トラブルの予兆を人工知能(AI)が把握し警告する監視システムを開発した。原発内部に設置したセンサーが異常を検知。AIが複数の異常を組み合わせて分析し、過去の類似するトラブルや対応策を示す。緊急時に運転員を支援し大事故を防ぐ狙いだ。

 2011年の東京電力福島第1原発事故後、全国の原発は再稼働した一部を除き長期間停止。運転経験のない若手社員が増え、トラブルを経験したベテランの減少が懸念されている。中国電では約100人の運転員のうち約40人は運転経験がない若手。AI監視システムは若手を支援する役割が期待されている。