和歌山県那智勝浦町の熊野那智大社で14日、例大祭の「那智の扇祭り(火祭)」が開かれた。氏子たちが燃えさかる大たいまつ12本を担ぎ、炎が乱舞する勇壮な祭りとして知られるが、新型コロナウイルス感染防止のため2本に減らし、観客の入場も取りやめた。

 神々が年に1度、扇みこしに乗り、那智の滝に戻る神事。扇みこしも本来の12体ではなく2体で、参道を清める重さ約50キロの大たいまつの炎が揺れた。白装束姿の氏子や神職ら約50人が参加し、五穀豊穣や国の繁栄、新型コロナウイルス収束を祈った。

 昨年の火祭はコロナ禍で神事のみ行い、大たいまつの行事は2年ぶり。