新型コロナウイルス感染症の対策で、政府が2020年度に3回編成した補正予算計約73兆円のうち、概算で3割弱の20兆円程度を使い残していることが13日、分かった。巨額予算が必要なところに行き届いていない実態が鮮明になった。衆院選を控え、与党は経済対策のための補正予算編成を訴えるが、まずは足元の予算執行を迅速に進め、コロナ禍に苦しむ国民や事業者の状況改善が求められる。

 予算執行が進まないのは、営業時間の短縮要請に応じた飲食店への協力金支払いに関する事務作業の遅れなどが要因。感染拡大で使えない予算や、21年度以降の使用を前提とする事業が多いことも影響した。