三洋化成工業は13日、京都の酒造会社と組み、匂いを定量化するセンサーの共同研究を進めると発表した。日本酒の品質安定や新商品開発に取り組み、2022年の実用化を目指す。日本酒だけでなく他の食品や医療分野での活用も検討する。

 AIを搭載した匂いセンサーの試作機を、酒どころで知られる京都・伏見の都鶴酒造に設置。日本酒の醸造工程での香りが目標とする匂いにどれだけ近いかを数値化し、品質の安定化につなげる。

 将来は食品や化粧品などのほか、汗や呼気の匂いから病気を判断する医療機器への展開も検討する。匂いセンサー関連で30年までに1千億円の売り上げを目指す。