世界文化遺産の「明治日本の産業革命遺産」について、国連教育科学文化機関(ユネスコ)は12日、政府が開設した「産業遺産情報センター」での朝鮮半島出身者の強制労働に関する説明が不十分として改善を求める決議案を公表した。来年12月までに新たな取り組みを報告するよう求めており、今月16日から開く世界遺産委員会で議論する。

 公表資料によると、徴用工政策や朝鮮人労働者について明示はされているものの、文書のみで犠牲者を来館者の記憶に残すための特徴的な展示がないなどと指摘した。

 産業革命遺産は長崎市の端島(通称・軍艦島)などで構成し、2015年に世界遺産に登録された。