多様な生き物や豊かな生態系を守るための資金を、少なくとも年間2千億ドル(約22兆円)に増額したり、世界の陸と海の30%を保全したりするなど、2030年までに達成するべき新たな目標の案を、国連の生物多様性条約事務局が12日、公表した。10月、中国で開かれる同条約第15回締約国会議(COP15)で議論する土台となる。ただ各国に国内対策の強化を求める内容が含まれており、合意へ向けた交渉は難航が予想される。

 新目標は、10年に名古屋市で開かれた会議でまとまった「愛知目標」の後継となる。今回の案は21項目の個別目標で構成され、昨年1月の素案から項目が一つ増えた。