静岡県熱海市伊豆山の大規模土石流の起点となった土地に不適切な盛り土をした神奈川県小田原市の不動産管理会社(清算)が、現在の所有者と交わした「盛り土の中にある産業廃棄物を片付ける」との趣旨の契約を守らず、土中に産廃を残したまま引き渡していたことが12日、複数の関係者への取材で分かった。現所有者側が熱海市の指示で、埋まっていた自動車などを撤去した。

 不動産管理会社が不適切行為を繰り返し、県と市から再三にわたり行政指導を受けていたことが既に判明。この会社の元幹部は、一連の手続きに問題はなかったとの認識を示している。県と市は行政の対応を含め、経緯を調べている。