2016年4月の熊本地震で被災した熊本県阿蘇市の阿蘇神社で、倒壊した拝殿の再建工事が完了した。竣工祭が12日開かれ、さっそく拝殿の前で手を合わせる参拝客の姿が見られた。

 竣工祭には約60人が参加し、阿蘇惟邑宮司は「地震直後はぼうぜんとするばかりだったが、復興にご尽力いただいた皆さまに感謝申し上げる」とあいさつした。

 再建工事は解体撤去後の19年8月に開始。県立阿蘇中央高の生徒が育てたヒノキなど県産材を約8割使用し、耐震補強のため地中梁などを施した。拝殿は国や県の指定文化財でないため公的補助はなく、事業費約7億円の半分以上を全国からの寄付金でまかなった。