福島県富岡町で11日、東日本大震災や東京電力福島第1原発事故の記憶を語り継ぐ施設が開館。中心部が原発10キロ圏の同町は2017年まで全町避難しており、津波に流されたパトカーなど約430点を展示している。

 開館した「とみおかアーカイブ・ミュージアム」は、町の歴史を縄文時代からひもとき、宿場町として発展した様子から事故での全町避難までを解説。避難した町民の証言映像や、町災害対策本部の再現も見学できる。

 アーカイブの三瓶秀文副館長は「事故当時だけでなく事故前を示す展示にも力を入れている。どういう町が原子力災害の被害に遭ったのかを知ってほしい」と話した。