長崎市は8月9日の「原爆の日」に開く平和祈念式典で、田上富久市長が読み上げる平和宣言文の起草委員会の最終会合を10日、市内で開き、日本政府に対し、1月発効の核兵器禁止条約に署名・批准し、核廃絶を主導するよう求める文案を示した。

 委員の被爆者朝長万左男さん(78)は「日本政府は条約に関し、核保有国と非保有国の橋渡しに努めるというが、行動が伴っていない。リーダーシップを発揮するよう厳しい言葉で求めるべきだ」と指摘。別の委員からは「核兵器だからこその恐怖が伝わるような言葉を入れてほしい」といった意見が出た。