京都・祇園祭で使われる巨大な山鉾の組み立てが10日、京都市中心部の四条通周辺で始まった。最大の見せ場となる「山鉾巡行」は新型コロナウイルスの影響で2年連続中止が決まっている。荒縄のみで山車を組み立てる「山鉾建て」は伝統技術継承のため、2年ぶりに実施した。

 この日は、本来なら17日の前祭で巡行の先頭を進む長刀鉾のほか、函谷鉾、月鉾、鶏鉾の4基が作業。職人たちがくぎを使わず荒縄だけで部材を固定する「縄がらみ」と呼ばれる手法で、手際よく組み上げていった。長刀鉾は12日に組み立てが完了する予定で、本体は高さ約25メートル、重さ約7トンになるという。