1970年に完成し、当時日本一の高さを誇った世界貿易センタービルディング(東京都港区)が建て替えのため、6月30日に閉館した。近く解体作業が始まり、2026年度中には跡地に高層ビルが誕生する。「貿易の中心地」という役割は時代とともに変わり、昭和の面影が残る建物はひっそりと幕を閉じた。

 ビルは高さ152メートル、40階建て。完成するまでは147メートルの霞が関ビルディング(東京都千代田区)が日本一だった。

 その後都心に超高層ビルが相次いで建てられた。入居企業の多くは入れ替わり「IT環境などが時代のニーズに合わなくなってきた」(担当者)と建て替えが決定した。