2年ぶりに開催される「明治古典会 七夕古書大入札会」の報道陣向け内覧会が1日、東京都千代田区の東京古書会館で開かれ、谷崎潤一郎が小説「盲目物語」の出版時に編集者とやりとりした書簡や、永井荷風の小説「ぼく東綺譚」の私家版と、そのあとがき「作後贅言」の原稿などが公開された。

 谷崎の書簡の一部では「制本は角背にし、端ヨリ四分位の所」を「雑誌の如くハリガネ綴ヂにし」などと、本の装丁に関する要望を詳細に説明。「図の如し」と、絵も添えて具体的なイメージを伝えており、谷崎のこだわりがうかがえる。

 「作後贅言」は、友との交遊を記した文章。