【シンガポール共同】マレーシアのアブドラ国王がムヒディン首相に対し、半年以上も休会している国会を再開するよう圧力を強めている。新型コロナウイルスの新規感染が収まらず、経済対策を含め国会で議論がない点を問題視した。立憲君主制のマレーシアでは異例の対応で、ムヒディン氏は厳しい立場に追い込まれた。

 国王は6月29日に上下両院の議長と面会し、国会を8月1日までに再開するよう改めて求め、両議長は再開を約束するとの共同声明を出した。関連は不明だが、ムヒディン氏は体調不良で入院した。

 下院で過半数をぎりぎり確保するムヒディン政権には、再開後の国会の円滑運営は望めない。