事業凍結となった国産初のジェット旅客機スペースジェット(旧MRJ)を手掛ける三菱航空機(愛知県豊山町)が1日公表した2021年3月期決算は、純損益が912億円の赤字(前期は5269億円の赤字)だった。負債が資産を上回る債務超過の額は5559億円と、前期の4646億円から拡大した。

 最終赤字と債務超過は2年連続となった。事業凍結で機体開発の費用が大幅に減り、赤字幅は縮小した。人員や開発体制の規模縮小に合わせるため、資本金を前期の1350億円から5億円へ減資し、その分を債務返済に回したが、それ以上に負債が膨らんだ。