医療用品の購入を装い近畿大(大阪府東大阪市)から経費約1770万円をだまし取ったとして、大阪府警捜査2課は9日、詐欺と有印私文書偽造・同行使の疑いで、元医学部法医学教室主任教授で医師の巽信二容疑者(66)=懲戒解雇=と、医療用品の納入会社元社員藤戸栄司容疑者(52)を逮捕した。

 巽容疑者は約40年間、大阪府警からの依頼を受けて司法解剖を担い、今年2月には警察庁長官から捜査協力した民間人に贈られる「警察協力章」を受章していた。

 府警は2人の認否を明らかにしていない。関係者によると巽容疑者は「経費は1円も詐取していない」と容疑を否認、藤戸容疑者は認めている。