福井県越前市は8日、国の特別天然記念物で、4月に野外の巣で誕生したコウノトリのひな2羽のうち1羽が巣立ったと発表した。県によると、県内で野外繁殖個体の巣立ちが確認されたのは3年連続という。

 市によると、市内で8日午前11時35分ごろ、営巣用の塔近くの田んぼに降り立ったひなを、市職員が確認した。

 ひなの親鳥は越前市生まれの雄と兵庫県豊岡市生まれの雌で、2羽の雌のひなが誕生した。

 越前市の担当者は「地元の皆さんとの長年にわたる取り組みが実を結んだ。今後もコウノトリの巣立ちが増えるよう続けていきたい」とした。