高齢者向けの新型コロナウイルスワクチン接種を巡り、福島県白河市が、東京電力福島第1原発事故による避難者の予約を市民の後回しにしていたことが8日、分かった。県は各自治体に対し、避難者を区別しないよう求めていた。市は避難者からの指摘を受け、対応を改めた。

 市の担当者は「ワクチン供給量が少なかった当初、市民と避難者の予約名簿を分けて市民を優先した」と説明している。

 福島県では原発周辺の自治体の住民らが、住民票を残したまま各地に避難している。住民票を置く自治体での接種が原則だが、避難者は「住所地外接種届出済証」を受けて、現在暮らしている自治体での接種も可能だ。