長野県は8日、国の特別天然記念物で絶滅危惧種のニホンライチョウの保護に役立てるため、ふるさと納税の仕組みを使ったクラウドファンディングを始めた。目標額は200万円で、ライチョウの子育てをサポートする技術者養成や、生態を学べる登山者向け学習動画の作成費に充てる。

 県によると、高山帯のライチョウはここ50年で半減し、現在の生息数は推定1700羽。中央アルプスでは1969年以降、目撃情報がなく絶滅したと考えられていたが、2018年に雌1羽を確認。昨年、北アルプス乗鞍岳から中ア駒ケ岳に19羽を移送するなど、環境省や長野県などが連携して生息数の回復を目指している。