パワーハラスメントが自殺の原因と認定され遺族側が裁判外でトヨタ自動車と和解した男性社員=当時(28)=の労災で、直属の上司が「なめてんのか」などとパワハラを繰り返していたのに、上司の上位者が踏み込んだ対応をせず、情報も組織内で共有されていなかったことが7日、分かった。遺族側代理人弁護士が明らかにした。

 パワハラの組織対応が不十分だった状況が浮き彫りになった格好。代理人の立野嘉英弁護士は「トヨタの取り組みを注視する」としている。

 立野弁護士によると、上司は常に高圧的で「なめてんのか、やる気ないの」「おまえが休むと俺の立場も悪くなる」などと発言した。