国会議員や秘書らに対する新型コロナウイルスワクチンの職場接種について、7月中を見込んでいた開始の見通しが立たなくなったことが分かった。政府が受け付けを一時停止する前に申請したものの、ワクチンの供給時期は「未定」と厚生労働省から連絡を受けたという。議員の特権行使との批判を懸念するあまり、出遅れた形だ。衆参両院の関係者が6月30日、明らかにした。

 議員へのワクチン接種は5月に自民党が提起したが、国民より優先と受け取られれば理解が得られないとして、公明党や野党が慎重姿勢を示した。再調整し、衆参事務局職員らも対象とする職場接種の実施で合意した。