【マテーラ共同】20カ国・地域(G20)はイタリア南部マテーラでの29日の外相・開発相会合で、新型コロナウイルス克服へ多国間主義に弾みをつけた。中国、ロシアの外相は対面での出席を見送り、専制主義を警戒する日本や米欧の民主主義陣営との温度差ものぞいた。呉越同舟の様相を呈するG20は、ローマで10月に開く首脳会議に向け、各国の駆け引きが加速しそうだ。

 6月中旬に英国で開かれた先進7カ国(G7)首脳会議は共同声明で台湾情勢を明記し、中国への対抗姿勢を鮮明にしたが、G20会合は各国が一致しやすい理念的な内容にとどまった。