国の2020年度の税収が過去最高を更新する見通しであることが30日、分かった。これまで最高だった18年度の60兆3563億円を上回る。新型コロナウイルスの影響で落ち込みが懸念されたが、製造業など一部企業の業績が好調だったこともあり、法人税収が想定以上に伸びた。19年10月の消費税増税も税収全体を押し上げた。

 政府はコロナ禍で企業業績や個人消費が低迷していることを受け、昨年12月時点で税収は55兆1250億円と予想していた。しかし、年明け以降は米国や中国の景気回復を背景に自動車などの輸出が伸び、製造業を中心に業績の改善傾向が続いていた。