【上海共同】中国南部の雲南省で北上を続け、人家や畑を荒らしていた野生のアジアゾウ15頭の群れが2日夜、省都の昆明市に入った。中国メディアが3日伝えた。昆明市は人口800万人超の大都市。人的被害を避けるため、当局は中心部に近づかないよう誘導している。

 当局は周辺の村に続く道路を封鎖した。専門家を呼んでゾウの誘導経路を検討。バナナなどの餌でおびき寄せ、障害物を置いて人のいない場所へ誘い込もうとしている。

 群れは昨年4月ごろ、雲南省南部の自然保護区から出て徐々に北上し、400キロ以上進んだ。各地で農作物に被害が出ており、経済損失が1億円超に上るとの試算もある。