長崎県の雲仙・普賢岳で消防団員や警察官、報道関係者ら43人が犠牲となった1991年6月3日の大火砕流から30年となった3日、島原市では、発生時刻の午後4時8分にサイレンが響き、遺族らが黙とうした。

 惨事によって多くの命が失われ、その後の行政の災害対応や報道態勢の在り方の転換につながった。住民主体の復興など新たな取り組みも生まれ、各地で災害が頻発する中、関係者らは教訓を伝えていくことを誓った。

 消防団の詰め所だった同市北上木場町の農業研修所跡地では発生時刻に遺族が鐘を打ち、追悼した。報道陣の取材拠点だった「定点」にも関係者らが訪れ、手を合わせた。