山形県長井市で、山形鉄道フラワー長井線長井駅の駅舎と一体型の市役所が完成し、5月から利用を始めた。「コンパクトシティー」型のまちづくりを進める行政と、乗客の利用拡大を図りたい鉄道会社の思惑が合致。国交省によると、同種施設は全国初とみられる。市幹部は「市の活力復活のきっかけにしたい」と期待を寄せている。

 新庁舎は、駅舎部分を含め南北約170mに及ぶ細長い構造。7カ所に分散していた行政機能を集約した。利用頻度が高い市民課や福祉あんしん課などの窓口を1階に集め、来訪者がスムーズに流れる動線を志向。災害時には、駅待合室の市民交流スペースを一時避難場所に転用する。