和綿の一種、伯州綿の復興に取り組む鳥取県境港市で綿の花から抽出した酵母を使った中華まんが完成し29日、関係者に披露された。鳥取大や地元企業などでつくる「伯州綿利活用研究会」が開発した伯州綿由来の食品の第1弾。研究会は「和綿の酵母を使った食品開発は極めて珍しい」としている。

 地域固有の酵母を研究する鳥取大の児玉基一朗教授(62)らが約3年かけて綿の花から発酵に使える酵母を見つけた。水に混ぜて発酵させ、パンの生地やギョーザの皮などを試作。膨らむ性質を生かそうと中華まんの皮に利用すると水分を含んでしっとりした弾力のある生地に仕上がった。