長崎市は8月9日の「原爆の日」の平和祈念式典で「平和への誓い」を読み上げる被爆者代表を選ぶ審査会を2日開き、救護活動に尽力した同市の岡信子さん(92)に決めた。市によると、代表として最高齢。記者会見し「核のない世界にしたい。私たちが経験した苦しい思いを後の人たちにさせたくない」と抱負を語った。

 大阪の看護専門学校生だった16歳の時、帰省先の長崎市の実家で被爆した。左半身に大けがを負ったが、動員され被爆者の救護に当たった。連絡が取れなくなった父を捜しながらの活動に「とても耐えられなかった」。応募動機は「元気なうちに体験を知ってほしいと思った」と話した。