皇后さまは2日、皇居内の紅葉山御養蚕所で、飼育中の蚕の繭を今年初めて収穫する「初繭掻」の作業に取り組まれた。蚕を「蔟」と呼ばれる網に移して繭作りを促す「上蔟」の作業も実施した。皇居での養蚕は明治時代から歴代皇后に引き継がれている。

 宮内庁によると、皇后さまは初繭掻で、蔟から繭を手でかき取ってザルに移した。上蔟では蚕の様子について「かわいい」「糸を吐いてますね」と話しながら、作業を進めた。

 今年の養蚕は、コロナ禍を受け、昨年に続き、作業に当たる人数を減らし、飼育品種も日本純産種の「小石丸」だけに絞った。作業は5月6日の「御養蚕始の儀」から本格化した。