日本郵便は2日、長崎住吉郵便局(長崎市)の元局長の60代男性が現金をだまし取った問題に関する社内調査の結果を公表した。知人や親族、顧客ら計62人から12億4千万円を詐取したと認定した。衣川和秀社長がオンラインで記者会見し「多大なるご迷惑をお掛けし、申し訳ございません」と陳謝した。

 元局長への聞き取りでは、全体の詐取額のうち約3億円を不動産、車の購入や、ゴルフ、飲食などの遊興費に充てていた。被害者には元金と利子の名目で約2億7千万円を返金したと説明しており、日本郵便は実損額を約9億7千万円と計算した。全額を補償する方針で、刑事告発の準備を進めている。