愛知県稲沢市の自宅を訪れた母親と付き添いの男性を包丁で刺し男性を殺害したとして、殺人と殺人未遂の罪に問われた無職林寿満被告(31)の裁判員裁判初公判が2日、名古屋地裁(辛島明裁判長)で開かれ、被告は起訴内容を認めた。

 検察側は冒頭陳述で、被告の幼い頃に両親は離婚し、母親と男性が交際を始めたと述べた。被告は、男性の援助で1人暮らしをしていたが、男性に母親と同居するように言われるなどし「1人暮らしを邪魔されると思い、刺殺しようと考えた」と指摘した。

 弁護側は「被告は当時、自殺未遂を繰り返すなど不安定な精神状態だった」と主張した。