日銀が10日発表した5月の企業物価指数(2015年平均=100、速報)は、前年同月比4・9%上昇の103・9だった。プラスは3カ月連続。指数と伸び率の大きさはいずれもリーマン・ショックがあった2008年9月以来、12年8カ月ぶりの高水準となった。

 前年同月に大きく下落していたことに加え、新型コロナウイルスの流行で落ち込んでいた海外の需要がワクチン普及で回復に転じたことを背景に、原材料価格が上昇して企業物価を押し上げた。

 全744品目のうち356品目が上昇し、279品目は下落した。品目別では石油・石炭製品が53・5%上昇した。