半導体大手ルネサスエレクトロニクスは1日、3月に火災が起きた那珂工場(茨城県ひたちなか市)の生産能力が完全に回復するのは6月中旬になるとの見通しを発表した。当初目指した5月中からずれ込む。半導体製造装置の調達難航が原因。世界的に半導体の需要が高まっており、自動車生産に影響が出る恐れがある。

 那珂工場の火災は3月19日に発生し、4月17日に生産を再開した。生産能力は5月末時点で火災前の88%にとどまるが、ルネサスの代表的な半導体の出荷量は当初予定通り7月上旬に火災前の水準に回復する見通しだ。

 工場の復旧には、自動車業界の関係者も携わった。