日本画の巨匠平山郁夫さんらの偽作版画が流通した問題で、偽作の疑いがあるとして美術商が持ち込んだ版画を鑑定している専門機関「東美鑑定評価機構」(東京)は1日、これまでに鑑定した計201点のうち約6割に当たる120点が偽作だったと明らかにした。

 警視庁が著作権法違反容疑で捜査しており、事件の広がりが改めて裏付けられた。

 同機構の鑑定は平山さんと東山魁夷さん、片岡球子さんの計10作品の版画が対象。美術商の業界団体、日本現代版画商協同組合(日版商)側の依頼で3月から、著作権者の許諾を得た真作か、無断複製の偽作かを順次鑑定している。