西日本の太平洋側で想定されている南海トラフ巨大地震を巡り、過去に沿岸を襲った津波の痕跡の分析から、次に起きるのは江戸時代の1707年に起きた宝永地震と同じタイプのものになる可能性があるとの研究結果を、政府・地震調査委員で産業技術総合研究所名誉リサーチャーの岡村行信氏が31日、オンライン開催の日本地球惑星科学連合大会で発表した。

 宝永地震は紀伊半島付近で破壊が始まり、静岡―高知沖の広範囲が震源域となった南海トラフでは史上最大のM8・6とされる超巨大地震。岡村氏は「地震のタイプによって将来起きる地震の揺れや津波の高さを推定できる」としている。