警視庁公安部の警察官から集会の会場前で暴行されたとして、中核派全学連と関係者5人が、東京都と警察官に計1200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は31日、暴行は「違法な公権力の行使」に当たると認め、東京都に計120万円の支払いを命じた。警察官個人への請求は棄却した。

 金沢秀樹裁判長は「警察官が原告らを羽交い締めにしたり、後頭部を殴ったりした」と認定。状況から暴行は必要がなく、違法と判断した。都側は、参加者がサングラスやマスク姿だったことから「指名手配犯などが参加している恐れがあり、職務質問に付随する行為だ」と主張したが、判決は認めなかった。