北海道稚内市沖のオホーツク海でロシア当局に拿捕され、極東サハリンに連行された底引き網漁船「第172栄宝丸」(160トン、14人乗り)の男性乗組員が31日までに共同通信の取材に「目出し帽をかぶり、腰に拳銃、肩から自動小銃を下げた兵士に見張られている」と現状を明かし「一日でも早く帰国したい」と訴えた。船員たちは「船内の寝台で休んだり、談笑したり」し、落ち着いた様子だという。

 LINEで取材に応じた男性は拿捕直前の様子も説明。28日午前10時ごろ、船内の作業場で魚の選別作業をしていると船体に強い衝撃があった。甲板から煙が上がり、後部に実弾を撃ち込まれたという。