和歌山県太地町はJR太地駅(同町森浦地区)の駅舎を、津波など災害時の避難場所の機能を備えた防災複合施設として建て替え、完成を祝う式典を31日に開いた。駅舎はJRから2010年に町へ無償で譲渡され、老朽化のため約4億9500万円をかけて再生した。

 町などによると、施設は鉄骨2階建て、延べ約430平方メートル、高さ約12メートル。森浦地区は南海トラフ巨大地震に伴う津波で約3~5メートル浸水すると想定され、2階の床面までの高さを約7メートルとした。1階は、駅の待合室や、観光案内所を兼ねた事務室。2階には約200人が避難できる集会所を設け、非常食などを備蓄する。