東京五輪の聖火リレーは5、6日と熊本県を巡る。20年7月の豪雨、16年4月の熊本地震と二つの被災地でトーチをつなぐ。家屋やインフラの復旧が進む一方、仮設住宅に身を寄せる人も多い。ランナーは「被災地の今に思いをはせてほしい」と話している。

 熊本1日目の聖火は人吉市を出発し、昨年の豪雨で氾濫した球磨川沿いを進む。豪雨では県内65人が犠牲となり、家屋7千棟以上が被災。人吉市や球磨村などの仮設では4千人近くが今も暮らす。

 2日目は激震に見舞われた熊本市や益城町、阿蘇地域を通る。観測史上初めて最大震度7を2回記録し、県内死者は273人に上った。