将棋の第79期名人戦7番勝負の第5局は28、29の両日、神奈川県箱根町で指され、後手の渡辺明名人(37)が94手で挑戦者の斎藤慎太郎八段(28)を破り、対戦成績4勝1敗で初防衛を果たし、棋王、王将と合わせ三冠を維持した。

 これで、歴代4位の通算タイトル獲得数を29期とした。渡辺名人は前期、歴史のある名人戦に初めて挑戦し、豊島将之二冠(31)を破って奪取。今シリーズでは開幕局こそ落としたものの、その後は一気に4連勝してタイトルを守った。

 終局後、初防衛について「大変な将棋が多かった。結果を出せたのはうれしく思う」と話した。