【ヤンゴン、シンガポール共同】クーデターで国軍が実権を握るミャンマーが現金不足と物価上昇に直面している。将来不安で市民が金融機関から現金を引き出す一方、軍政側はインフレを警戒して資金供給を絞っているためだ。通貨安も同時に進み、軍政は有効な手だてを打てないでいる。

 クーデター当初は不服従運動で行員らが出勤拒否し金融機関がまひ。その後徐々に再開しているが、取り付け騒ぎを警戒する軍政は預金の引き出し制限を継続している。引き出した人は「米ドルへの闇両替や、たんす預金をしている」(金融筋)。日系企業関係者も「現金が手元に少なく、給料の支払いが難しい」と語った。