自民党は28日、LGBTなど性的少数者への理解増進を図る法案の今国会提出を見送ると決めた。党内の一部保守派が強く異論を唱えており、28日の総務会では法案の了承手続きを取らず、党三役に対応を一任。6月16日が会期末の国会日程が厳しい上、党内が割れた状況が衆院選に与える影響を懸念し、法整備を先送りした。

 法案を巡る与野党協議では、法律の目的と基本理念に「性的指向および性自認を理由とする差別は許されないとの認識の下」との記述を加えた。

 これに対し保守派から「差別の範囲が明確でなく、訴訟が多発する社会になりかねないい」と批判が噴出。総務会でも反対意見が上がった。