沖縄県名護市辺野古の米軍基地建設で環境対策を助言する防衛省有識者会議の一部の委員らが、沖縄のジュゴンが「2019年に絶滅した」と記した論文を英科学誌に投稿したことが27日、分かった。

 ジュゴンの痕跡を確認したとする環境省の最新調査結果などと食い違う内容。環境団体は論文への疑問に加え、有識者会議でジュゴンへの工事の影響や保全策を検討する際に、適切な議論がなされるのかどうか懸念を示している。

 論文は国内研究者5人のグループが投稿した。筆頭著者の茅根創・東京大教授ら3人は、防衛省沖縄防衛局が設置し、環境保全策の科学的助言をする環境監視等委員会の委員を務める。