菅義偉首相は27日、欧州連合(EU)との定期首脳協議をテレビ会議形式で開き、台湾海峡情勢について「平和と安定の重要性を強調し、両岸問題の平和的解決を促す」との認識で一致した。インド太平洋地域への関与を強めるEUとの連携強化を表明。中国による東シナ海、南シナ海での現状変更の試みに強く反対する考えを共有した。

 今夏の東京五輪・パラリンピックに関し、首相は開催への決意を表明。フォンデアライエン欧州委員長は「開催を楽しみにしている」と応じた。

 新型コロナワクチンの生産拠点がEU域内にあることを踏まえ、首相は対日輸出を円滑に行うよう要請し、EU側の理解を得た。