長崎市は27日、原爆死没者18万6057人分の名簿を外気にさらし湿気を除く風通しを、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館で実施した。8月9日の平和祈念式典に先立ち、例年この時期に風通しをしているが、昨年は新型コロナウイルス禍で専門業者が来県できず、中止した。

 市原爆被爆対策部の職員11人が原爆がさく裂した午前11時2分に黙とうし、名簿に傷みがないか丁寧に確認。職員の吉沢静渉さん(26)は「祖父の名前がどこかにないかと考えながら作業した。幼い子どもたちの名前が書かれたページをめくり、原爆が二度と使われないことが大切だと感じた」。

 市によると、名簿は191冊。