政府が海洋放出を決定した東京電力福島第1原発の処理水について、東電が既設の処理水タンク約137万トン分のうち、約3万トン分を放射性物質の測定など放出準備用への転用を検討していることが26日、関係者への取材で分かった。転用した約3万トン分はタンクを新設して補うが、今回はさらに容量を増やす計画はないという。

 海洋放出決定に至るまでには、漁業関係者らからタンクを増設して保管継続を求める意見もあったが、政府や東電は廃炉作業に必要なスペースを考えると敷地に余裕はないとして、受け入れなかった経緯がある。

 新設タンクは解体された旧型があった場所への設置を検討している。