集団的自衛権の行使を認めた安全保障関連法は憲法に違反し、平和的生存権を侵害されたとして、北海道の住民ら約400人が同法に基づく自衛隊の出動差し止めと損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、札幌高裁(長谷川恭弘裁判長)は26日、原告側の控訴を棄却し、一審札幌地裁判決に続き請求を退けた。

 全国22地裁・支部に提訴された集団訴訟の一つで、いずれも原告が敗訴。26日の札幌高裁判決を含め憲法判断は示されていない。

 長谷川裁判長は判決理由で「平和的生存権は具体的な権利と認められない」と指摘。損害賠償請求に理由がないと結論付けた。