量子科学技術研究開発機構の放射線医学研究所(千葉市)に、原子力事故で強い放射線を浴びた患者を専門的に検査する「高度被ばく医療線量評価棟」が完成し、落成式典が25日、オンライン形式で開かれた。最新設備で検査や評価を迅速化、医師や看護師らの人材育成にも活用する。

 評価棟は地上4階建てで、肺に吸い込んだ放射性物質の量や、全身での分布状況を計測する「統合型体外計測装置」を配備。これまで別々の建物で行っていた検査が一度でできる。患者の便や尿から被ばく線量を分析する機能も拡充、過去の事故で約1カ月かかっていた線量評価が2週間程度で可能になるという。